CSRとは何か…説明できますか?

昨今、ビジネスを行うにあたっては、どれくらい儲けることができるかという視点だけでなく、その活動が社会にどのような価値を生み出すのか、その様な視点が当たり前になっています。
SDGsがどの企業でも取り上げられている中、その根底にあるのはCSRの考え方だと考えます。
マーケティングの歴史を話すと長くなってしまうので割愛させていただきますが、これらの考えは1990〜2000年代に「価値主導のマーケティング」として社会や顧客と深く関わる企業活動に変化し、広く一般的になりました。(マーケティング3.0)


静岡のとある企業では、廃棄される青ミカンを活用して、環境に優しい商品開発に取り組んでいます。

浜名湖の北に位置し、ミカンの産地として知られる浜松市北区三ケ日町。大手住宅メーカーの営業所長を務める夏目記正さん(39)は本業の傍ら、地域おこし企業のBLUE LAKE Project(ブルーレイクプロジェクト、同市)を運営する。廃棄される青ミカンを使ったビールなど、環境に優しい商品開発に取り組む。

2021/05/28 19:45  日経速報ニュースより引用

青ミカンの皮に含まれる精油を使ったシャンプーも開発しており、肌に潤いをもたらす良質なオイルが抽出できるとのことです。クラウドファンディングで資金調達も計画しているようなので、今後の動きが楽しみですね。

CSRの意味を考える

CSRとはどういう概念なのでしょうか。
頭文字のアルファベット3文字をとっており、全文ではCorporate Social Responsibility-企業の社会的責任と表現されます。
企業の社会的責任とは、広く社会に開いて活動している企業が、社会の中で企業市民として活動し、つねに社会の利害関係者との調和を図りながら、正常な経済活動のみならず社会的に影響を及ぼす企業活動全体に対して責任を果たすこと、と定義されています。

企業の社会的責任の領域は、基本責任義務責任支援責任の3つの領域で構成されるという考え方があり、イメージとしては下記のようになります。

支援責任の領域の例として書かれている、メセナ活動フィランソロピーなどはあまり聞き馴染みもないかもしれませんが、文化・芸能に対する支援を行ったり(メセナ)、医療施設や教育施設への寄付・ボランティア活動を行ったり(フィランソロピー)することがそれぞれ挙げられます。

今日から使える資料ポイント

最後に、今日から使える資料ポイントです。
積み上げの関係性を表現する際には「ピラミッド型」が有効です。
境目を工夫しつつ、読み手を意識して情報を整理しましょう。

私はクラフトビールが好きですが、地域によって個性のある味はもちろん、製造に至ったエピソードもひとつの魅力です。誰かに伝えたくなるようなメッセージを商品にもたせる、意識したいポイントですね。
それでは、本日もよい一日を!

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