定款変更について

本日の朝刊で、ぐるなびが26日に事業内容に関する定款を一部変更する発表を行ったことが取り上げられています。
ぐるなびの2021年3月期の連結業績は最終損益が97億円の赤字(前の期は9億4900万円の黒字)で、背景としては契約する飲食店の経営状況がコロナ禍で大きく悪化し、店舗情報の掲載料収入の減収が続いたことが要因として考えられます。
今後は畜産や水産業などの第1次産業の業務効率化を推進していく事業も手掛けていくとのことです。
コロナが落ち着いた後に、生産者から最終消費者までの一連の流れをおさえておくことは、ぐるなびの強みの長期的な強化にもなりそうですね。

飲食店情報サイトを運営するぐるなびは26日、事業内容に関する定款を一部変更すると発表した。農業を中心に、畜産や水産業など第1次産業の業務効率化を支援する事業に参入する。コロナ禍で情報サイトの利用が落ち込むなか、次なる収益の柱として中長期的に注力する。

2021/05/27  日本経済新聞 朝刊より引用


さて、会社設立の際に決めていた事業内容を変更する際、必要になってくる処理があります。
いくつかありますが、今回はそのうちの1つの定款変更をご紹介します。

定款と事業目的の関係性

会社の事業とは、いわゆる会社が営む目的と密接に関係しており、定款に必ず記載をする必要があります。
そのため、事業を変更(追加または削除)する際には、あわせて定款も変更する必要が出てきます。

定款の変更といっても、すぐに書き換えれる訳ではなく、「株主総会での特別決議」や「株主総会の議事録」作成も行わなければいけません。書き換え、提出よりも先に決議が必要であると覚えておきましょう。
今回は下記に簡易的な定款変更のフロー図を記載します。

上記は流れの一例となります。
実際は変更項目に応じて、省略できる流れもあります。
必要書類や登記料などは法務局のページに詳細に載っておりますので、ご参考にしてみてください。
(商業・法人登記申請手続:法務局)http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/COMMERCE_11-1.html

今日から使える資料ポイント

最後に、今日から使える資料ポイントです。
今回は「フロー図」を使い、定款変更の流れを表現しております。
フロー図は過程を図で示すことで情報を絞り、見やすくすることができます。
ポイントとしては、文字の量を調整して、読み手の目の動きを意識した流れを大切にしましょう。

事務処理は見落としがちですが、意識して漏れがないようにしたいものです。
それでは本日も、よい一日を!

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